もはや恐怖…!折り返し電話で高額請求ってどういうこと?

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30秒でわかる記事まとめ

  • 電話をかけ直すだけで高額料金を請求されることがある!?
  • 「+675」など、国際電話番号から始まる着信には要注意!
  • 不当な通話料を請求される、詐欺の可能性も

「誰からの電話だったんだろう?」と思い、かけ直すと痛い目に!?

スマートフォンに見知らぬ電話番号から着信があったら、あなたならどうしますか?営業電話や詐欺電話などの可能性が心配で、すぐに応答するのをためらってしまう人も多いのではないでしょうか。

とはいえ「誰からの電話だったんだろう?」「もし重要な電話だったらどうしよう?」と気になりますよね。しかし例えそう思っても、安易に折り返してはいけません。中には、電話をかけ直すだけで高額料金を請求される詐欺があるからです。

どこからの電話?突然の国際電話は怪しい可能性アリ!

例えば、あなたのスマホに「+675」から始まる電話番号から着信があった場合、見慣れない番号なのでよほどのことがない限り電話に出たり、かけ直したりすることは少ないかもしれません。

しかし着信音は1~2回で切れてしまうため、後から「なんだろう?」と思って折り返してしまうと、数分間の沈黙が続き、やがて、外国の言葉で話しかけられる……なんていうケースがあります。

これは国際電話を使った「ワン切り詐欺」の一種で、犯人は30秒で約250円という高額な通話料金をユーザーに負担させるように仕向けてきます。電話をかけ直した時に長い沈黙が続くのは、通話料金をできるだけ引き上げようとしているのです。

では、なぜ海外からこのような電話があるのでしょうか。日本の詐欺グループが現地の電話会社に電話番号を渡して、ワン切り詐欺が行われるのですが、国際電話をかけた場合は発信国と受信国に電話料金が支払われる形となるため、その料金の一部がマージンとして犯人側へ支払われる仕組みになっていると言われています。

どこからの電話?突然の国際電話は怪しい可能性アリ!

ここで紹介した「+675」という電話番号は、パプアニューギニアからの着信です。その他にも「+1」から始まるアメリカやカナダ、「+676」から始まるトンガからの電話がかかっている事例が報告されています。

知らない電話番号から着信があったらどうすべき?

普段から海外の友人や知人と電話で連絡を取り合わない人にとっては「+数字」という国際電話番号にはなじみがないかもしれません。そのため「自分には関係ない」「大丈夫だ」と思いがちですが油断は禁物です。万が一、突然そのような電話がかかってきても、基本的にはそのまま放っておきましょう。

「海外のサイトを通じてショッピングをした」「海外に知人がいる」など、心当たりがある場合はどの国から発信された電話番号なのかをインターネットなどで確かめるようにしましょう。事前に確認せずに電話をかけ直して接触を図ることだけは避けるのが良いでしょう。

国内からの着信に関しても同様で、知らない番号からの電話にすぐ応答したり、あるいは、かけ直したりして詐欺被害に巻き込まれる可能性は「ゼロ」ではありません。「重要な連絡かもしれない」と思う時は、その電話番号が安全性の高いものなのか、電話帳やインターネットで調べてからかけ直す、という意識を持ちましょう。

さいごに

見知らぬ電話番号にかけ直したことによって高額な通話料金を取られたら悔しいですよね。普段から外国に居住されている方と連絡のやりとりがないにもかかわらず、海外の電話番号から着信があったら疑いの目を持ちましょう。

「海外の電話番号は判別できるけど、国内の番号だったら知らなくても折り返してしまいそう」という方であれば、ドコモの「あんしんセキュリティ」をおすすめします。事前に危険な番号かどうかを警告してくれます。

(文/エクスライト)

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