夏休みの思い出を最悪にするカメラアプリにご用心

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30秒でわかる記事まとめ

  • 気軽に使えて高機能なカメラアプリや画像編集アプリが人気です。しかし、そんな高機能アプリに見せかけて、あなたのスマホから写真・動画・連絡先・ショートメッセージ(SMS)などを盗み取るウイルス入りアプリが存在します。機能と価格が見合わなかったり、インストール時やアプリ実行時に過度な要求をしてくるアプリには要注意です。

あなたのカメラアプリ、本物ですか?

夏休みももう終わりですが、夏休みにスマートフォンで写真をたくさん撮った方も多いのでは。いつでも撮れるスマホならではの気軽さ、そして何と言っても撮影した写真を美しく、ときには奇抜な一枚に仕立ててくれるカメラアプリや画像編集アプリのおかげで、今夏の思い出は代えがたいものとなって残るでしょう。

とはいえ、高機能をうたう宣伝文句に釣られて安易にアプリをインストールすることは禁物です。特に、公式のアプリストア以外からダウンロードさせるアプリ、無料かつ無制限にもかかわらず有料アプリ同様の機能を備えているアプリ、そして高名なアプリの名前やアイコンに似せて信頼感を得ようとするアプリに近づいてはいけません。それらは、あなたのスマホから個人情報を盗み出す悪質なウイルス入りかもしれないのです。

スマホは、あなたの大切な思い出だけでなく、連絡先をはじめとする個人情報も貯め込んでいます。悪意ある人たちはそれらを狙い、既存のカメラアプリや画像編集アプリに独自の機能――もちろんあなたのスマホから個人情報を盗み出す手段――を加えたオリジナルのアプリを作ります。そして、元になっているアプリの機能はそのままに無料で提供するのです。そして、『あの優良アプリと同等の機能が無料で使える!』と驚いて、思わず飛びついてしまったユーザーのスマホから個人情報を抜き出す……というわけです。

カメラなのにSMSの読み取りを要求!?

対策は前述の通り、公式アプリストアを経ていなかったり、他アプリが有料提供している機能を無料提供しているといった不自然なアプリを避けることです。また、いつもと比べてパケット量の消費が激しくないか確かめることも大切です。個人情報を外部に送っているのですから、普段以上の消費速度になっているはずです。さらに、カメラアプリにもかかわらず、インストール時やアプリ実行時にSMSや連絡先データの読み取り(アクセスの許可)を要求してくるなど不審なふるまいを見せた際には、どんなに便利そうなアプリでも拒否してインストールを中止、もしくはアンインストールすべきです。旨い話には裏があると考え、近づかないようにしましょう。

さいごに

あんしんセキュリティの危険アプリ対策は、電話帳などの個人データを外部に送信する可能性があるアプリをチェックし、個人データにアクセスしているアプリを確認することができます。

※この記事は、マカフィー×ASCII.jp「せきゅラボ」掲載記事を元に制作されました。

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