「東京五輪」を悪用した詐欺が横行!その手口は…

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30秒でわかる記事まとめ

  • 2020年の「東京五輪」に便乗した悪質詐欺が横行している。
  • 「限定商品プレゼント」「五輪の特別観覧席販売」といつわって、現金を騙し取る。
  • 「今だけ」「限定」といった誘い文句にはご注意を!

東京五輪の盛り上がりにつけ込む詐欺が横行

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、オリンピックに対する人々の関心は徐々に高まっています。世の中のオリンピック熱の盛り上がりにつけ込んで、東京五輪に便乗した新手の詐欺が横行しているのをご存知でしょうか? ここではその手口と対策を紹介します。

新聞記者や旅行会社を装った人物が熱心に勧誘

新聞記者や旅行会社を装った人物が熱心に勧誘

東京五輪に関連した詐欺事例のひとつが、投資にまつわるものです。この手口では、まず「○○貴金属協会」という架空の団体から突然、パンフレットが送られてきます。内容は"金"にかかわる投資商品の購入を呼びかけるもので、購入者には東京五輪の記念金貨を限定プレゼントすると書かれています。

届いたパンフレットをそのまま放置していたとしても、大手新聞記者を装った人物から電話があり「必ず儲かる」などと熱心に投資商品の購入を勧められます。冷静に考えると疑わしい話ですが、犯人は信頼のある企業を名乗るため信用性のあるものだと錯覚し、現金を振り込んでしまうのです。

その後、いくら待っても投資商品や記念金貨は届きません。疑問に思い、貴金属協会や大手新聞記者に問い合わせても、一切連絡が取れない状況に。ここではじめて、騙されていることに気づくのです。こうしたケースのほかにも、東京五輪開会式の特別席予約販売の勧誘、大会関連企業への投資を呼びかける詐欺などが報告されています。

世の中の流れを巧妙に活用する詐欺グループ

詐欺犯罪グループはオリンピックなど世の中の流れに沿った話題に便乗し、疑わせないように相手の興味関心を引こうとしてきます。「あなただけ」「今だけ」「限定」などといった、甘い誘い文句で金銭を要求してくるような電話は、どんなに信頼ある企業や団体を名乗っていても、詐欺を疑いましょう。

万が一電話に出てしまった場合は、受け答えは一切せず、すぐに電話を切るようにしましょう。「改めてこちらから電話を掛けなおすので、名前と電話番号を教えてください」と尋ねたり「家族に相談します」と伝えるのも有効です。詐欺グループはこのような質問をされるような対応を嫌がる傾向にあります。

さいごに

最近の詐欺は、世の中の流行や話題にうまく絡めて来るなど、非常に手口が巧妙化しています。油断していると、誰でもうっかり騙されてしまう危険があります。「自分は大丈夫」と過信している人ほど、被害に遭う可能性があるので気をつけましょう。

ドコモの「あんしんセキュリティ」を利用すれば、五輪詐欺のような怪しい電話は、事前に警告表示でお知らせしてくれます。詐欺の電話をうっかり取ってしまうリスクを減らすことができます。

(文/エクスライト)

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