詐欺被害防止の"電話のプロ"が教える!犯人が嫌う電話対応とは?

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30秒でわかる記事まとめ

  • 振り込め詐欺被害を免れるためには、落ち着いた電話対応がポイント
  • 「反応が大きく、話を素直に聞いてくれる人」は、犯人が騙しやすい
  • 犯人にとって嫌なタイプは「話を鵜呑みにせず、質問・確認を続ける人」

犯人の手口を知り、慌てず、落ち着いて対応することが重要

振り込め詐欺は、警察や金融機関が様々な対策を講じているにもかかわらず、被害が後を絶ちません。最近では自然災害による義援金や寄付金、さらには、マイナンバーや2020年の東京五輪を利用した詐欺被害が報告されるなど、手口はますます巧妙化しています。

詐欺に騙されないためには、犯人の手口を知り、慌てず、落ち着いて対応することが求められます。仮に犯人から電話がかかってきても、相手のペースに乗らず、毅然とした態度を取らなければいけません。

そこで警察では、「振り込め詐欺被害防止コールセンター」のオペレーターが犯人に扮し、防犯講話の会場に電話をかけて参加者とやりとりをする実践的な訓練を行っています。

「振り込め詐欺被害防止コールセンター」のオペレーターは日頃、振り込め詐欺をはじめとする特殊詐欺の被害を防止するため、被害が発生した地域や被害の発生する恐れのある地域に電話をかけ、詐欺の注意喚起と被害防止対策の案内を行っています。そんな振り込め詐欺に関する電話のプロが、一般の人とのシミュレーションを通じて感じた「騙しやすい会話」と「騙しにくい会話」の違いを解説します。

あなたの電話対応は騙しやすい?騙しにくい?

まず、犯人が騙しやすいと感じる会話の事例を紹介しましょう。

犯人が騙しやすい会話の事例

警察を名乗る電話を受けると、被害者はその話を鵜呑みにしてしまいました。突然の電話にやや混乱しているのか、キャッシュカードの暗証番号を求められると、素直に応じてしまいました。

このように「反応が大きく、素直に驚いてくれるような人」は、犯人が自分のペースで話を進めやすく騙しやすいと、オペレーターは警告しています。

犯人が騙しにくい会話の事例

一方で、犯人が騙しにくいと感じる会話の場合は、最初に犯人が県警の捜査員の名前を名乗ると、すぐにどこの警察署の人間かを尋ね名前をもう一度確認しようとします。その後も相手の話をそのまま鵜呑みにせず、抵抗し続けていくことで犯人を観念させるのです。

つまり、「相手の話を遮って質問で返してくる人」「一旦電話を切り、家族に相談しようとする人」は、犯人にとっては嫌なタイプだと言えるでしょう。

さいごに

上記の事例からもわかるように、見ず知らずの人から電話がかかってきて「何かおかしい」と感じたら、「相手に質問をする」「一旦電話を切る」「自分の情報は話さない」ことがなにより大切です。

「犯人からの電話に上手く対応できる自信がない」「そもそもこんな電話はかかってきてほしくない」。そんな人には、危険なメールを事前にブロックしたり、詐欺の可能性がある危険な電話を警告表示してくれるドコモの「あんしんセキュリティ」を活用し、最初から詐欺の電話がかかってくるリスクを減らすことをおすすめします。

(文/エクスライト)

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